大井町編（2）のスタート！

三村「さぁどうする」

大竹「どうしよう」

三村「なんも無くなってきたぞ！」

大竹「喫茶店いこうか」

三村「もう終わりじゃねぇか喫茶店は！」

大竹「なんか気のせいか、ジメジメしてんだよね」



大江「してます！」

ということは、大江のパラダイス再び！ということになるのだが、そううまくはいかない。

ジメジメして一瞬やる気が失せているのかと思いきや、ここで超最先端、日本の技術の集大成とも言うべき、あのマシーンが突如、登場した！！


ジャジャ～ン


いまどき10円でエキサイティングな遊びが楽しめるのだから素晴らしい。
もちろん３人は遊ぶことにした。

三村「これ得意なやつだから」

大江「得意でしたっけ？」

三村「最近成功しないんだよねぇ、1回も」

大竹が急にチャレンジ。
しかし訳の分からんまま速攻で…


大竹の飽顔


大竹「分かりにくいよ」

三村「ヘタなんだよお前」

罵った三村だったが、秒殺。



大竹「ヘタ！！」

最後に大江がチャレンジ


瞬殺！！

大江「えぇー！！」

もう一台の機種に移動。
これは本当に最新の最新を行く最上位機種で、なんと10円を入れるとあちこちが動くのだ。



一同「おぉ～！」

驚くのも無理がない。
超最新機種なのだから。

大竹「どうしたらいいわけ？？」

うろたえるのも無理はない。
見たこともない超最新機種なんだもの。

戸惑っていると急に店主がカットインしてきて遊び方の説明をし出した。
マスターの説明で「オッケ～」と理解できた大竹は無敵である。
早速開始！！



大江「あは！」

三村「ドヘタかよお前！！」

大竹を罵り、自信たっぷりに三村が挑む。

三村「これから失敗しても、連続挑戦はなしね」


バシ！！


大竹「それじゃねぇだろ！」

最初にいじるレバーを間違えた三村に愛の突っ込みを注入する大竹。



三村「ツッコミが早いよお前」

大江「キャハ～！」

してやったりの大竹。

小ボケの三村だったが、なんと挑戦は成功！メダル2枚の獲得。
続いて、再び大竹。

突っ込まれたかったのか、三村と同じ間違えをする大竹。

三村「そこじゃねぇよ！」

何このコンビ愛。
しかしコンビ愛空しく、大竹の挑戦は不発に。この店では何か買い物をしたようだ。



住宅街を歩いていくと突然…

エェ～～！！！

という甲高い奇声がどこからか。
声の主はオウム。謎の店の前に鳥かごが置かれており、そこに声の主がいた。



大竹「うるせ」

三村「うぇ～」

オウム「ウェ～！！」

大江「えぇ～～」

オウム「エェ～！！」

ひたすら音量がバカになっていくオウムの声が響き渡る。

このオウム、怒っているときは毛が逆立つのだそうだ。
どうやらそれが今らしい。



大江「怒ってるの？」

店内にはご主人がいるのだが、三村が覗き込むとどうやら…



三村「ご主人も怒っているからやめよう」

実際は気難しそうなだけであって、別に怒っていない。

大江「こんにちは」

三村「ご主人、これ怒ってますかね？オウム怒ってる？」

ご主人「美女だと怒らないんだよ」



ゴンちゃん「エェ～～！！！」

大江とご主人だけがカゴを覗き込むと大人しくなった。

大竹「女好きなんだね」

ご主人「そう、飼い主と一緒」



このゴンちゃん、金物屋さんらしい特技があるとのこと。



缶の淵だけ噛み切って、円形のペンダント風に仕上げるらしいのだ。

ご主人「ペンダントするんだったらあげるよ」

大江「あーっ、ありがとうございます」


要らないだろー。大江も断ればいいのに。


大竹と三村は明らかに要らねぇ様子で、それでもご主人が勧めてくるので仕方なく受け取る。

ご主人「これ付けてると競馬当たるよ」

なんとラッキーアイテムだったのだ。

三村「じゃあどうも」



一瞬だけ装着して立ち去った次の瞬間、すでに皆ペンダントを装着していなかったのはご愛嬌。
やっぱり要らな…。

歩いていると素敵な匂いが漂ってきた。


どうやら正体は焼豚。
お肉屋さんの店頭で自家製チャーシューを作っているのだ。

三村「うわ、旨そう！」

松坂牛を使ったメンチカツも売られている。



大竹「ちょっと食ってみる？これ」

大江「こんにちは」

ご主人にお願いして作っている最中のチャーシューを見せて頂いたりした後、ご主人が旨そうなメンチカツを振舞ってくれた。



これで53円は激安だ。近所にあれば毎日通ってしまう。


あれだけ興奮していてチャーシューは買わなかったのだろうか。

去り際、ご主人が大江に「綺麗だね」と声を掛けた。
「そうですか？♪」ご機嫌大江。

先を歩いていくと、米屋なのににんじんケーキを全面に売り出しているお店を発見。



ちぃ散歩でも紹介されたお店なのだが、モヤっている様子なので見てみることに。

大竹「俺はあれだな、黒糖バナナだな」

三村「にんじんケーキ押してるのにぃ？」

大江「ふふ」

三村「…俺はってさ、食うの！？」


大竹「食わないの？」

三村は食べる気がなかったらしい。

三村「まだ飯前だよ？」

しかしやはり米屋のケーキが気になるので入店。

ケーキはこのお店のご主人の妹さんが作って出しているのだとか。
ご本人がいらっしゃるので、登場してもらうことにした。

すると三村、バカみたいな失言をしてしまう。

三村「妹さんっていうから勝手に若いイメージしちゃったけど」




大竹「バカお前」

つーことでそれぞれが買ったケーキは以下の通り。



お箸と茶碗も売られている店内。

三村「茶碗と箸って、すげー欲しくなっちゃうよね」

大竹「使わないけどね」

三村「使わないの！？」



三村「ホントお前結婚しろよマジで」



三村「茶碗と箸使うようになるから」



三村「何だよ茶碗と箸を使わない40歳って」

大竹「外で使ってる。お店で」

自宅で酒は飲むけど自炊ゼロなんだなー大竹。

お会計が終わった大江。

大竹「そこで食ってく？」

赤ちゃん用のようなチャイチーなベンチが店頭にあるので、大江が座ってみる。
そして…



カメラが寄り…



視聴率アップ狙いのナイスアングル。



それぞれチョイスしたケーキはどれも満足のお味だが、1位を決めてみることにした。

せーの、で指を指したのは…



それぞれが一番という結果に。

大竹「じゃあ行こう」

急に冷める大竹。



何故飯前にちょいちょい食ってしまうのか？など話ながら歩いていると、本日2度目のアイツが登場。



しかも本家とは違うタイプだ。何をもって本家なのか分からないけれど。

三村「うわっ、ニセだ」

大江「どっちが本物か分かんないですけど」

大江も疑惑。

しかしどうも胡散臭い感じが、何だか乗っかっちゃった感じの怪しさが自販機上部に。



完全に意識している。

まずは大竹が挑戦。


ドン！！

重め！

しかし出てきたのは懐中時計だった。
箱が例の白箱ではなく透明容器なので、正体が最初からバレバレなのだ。
そうじゃないんだよ…。

三村「出ちゃってるっていうね…」

大竹「楽しみがないよ…」

続いて三村。

ズゴドン！！

三村「す～げ～重くねぇ！？」

大江「ガシャーン！！って」


またしても正体バレバレの透明箱。
三村の商品はこちら。


一度洗ったら色落ちがドイヒーそうなＴシャツ。

そして大江の出番。

大江「いいもの当たりますように」

ドスン。

今度はむき出しで出てきた。



お馴染み、身だしなみセット。
こういう安物って、爪切りも鼻毛切りも鈍らなんだよな…。

大竹「何だろうな、もう1周やるかやらないか迷う感じ」



通常ならもう1周は当たり前なのだが迷う。
しかし悩んだ末に結局もう1周。

大竹2周目。

ズド！

大竹「すぐ時計。隠しがないんだよ～！」

透明箱なのですぐに正体がバレバレ。
これがこのニセ自販機の駄目なところ。

そして三村の2周目。


何コレ。

大竹「ケーキ？ケーキじゃないの？」

三村「ケーキかな」

正体は一目で安物と分かる恥ずかしい指輪。

透明箱に入っているわ、景品はしょぼいわで、大竹思わず…

「何だよこれ…」

大竹「でもモヤモヤ度ではこっちが…」



大竹「行こう！」



大井町（2）はココで終了。



<<立ち寄ったお店>>

【久幸刃物店】
東京都品川区豊町5丁目10-18

【大黒屋肉店】
東京都大田区北馬込2-3-5

【池上精米店】
東京都品川区中延5-13-14